愛あいランド里りう島構想三み津つの活性化と新たなシンボルロードをめざして街路整備「島びとが活き活きと輝く笑顔あふれる里の島」をめざして 松山市の島しょ部は、9つの有人島(興ごごしま居島、釣つるしま島、睦むづきじま月島、野のぐつなじま忽那島、中なかじま島、怒ぬわ和島じま、津つわじ和地島しま、二ふたがみじま神島、安 あ い じま居島)と多数の無人島で構成され、豊かな自然と悠久の歴史に育まれた島固有の誇れる伝統や文化など、魅力ある地域資源が数多く残っています。 しかしながら、近年では、産業の低迷などにより過疎化や高齢化が進行し地域の活力が衰退しています。そこで、島しょ部の活性化と持続的な発展を図ることを目的として「愛ランド里島構想」を策定しました。 この構想では、「島びとが活き活きと輝く笑顔あふれる里の島」をめざし、島に住む人にとって「暮らしやすい島」を、また島外に住む市民からも親しまれ愛される「市民の第二のふるさとの島」として感じていただけるようなまちづくりを推進しています。名物・朝市など地域資源を活用し、まち全体を活性化 三津浜地区は、江戸時代に松山藩の御船手組(船奉行所)が置かれた港町で、今も漁業や商業で栄えた面影が多く残っています。 古民家や蔵のある町並みを活かして移住や出店を促す「町家バンク」の運営や、ご当地グルメ「三津浜焼き」のブランド化、水産市場でのイベント『三津の朝市「旬・鮮・味まつり」』を活用した食文化の推進など、地域住民が主体となって地域資源を活かした新たなにぎわいの創出に取り組み、同地区全体の活性化を進めます。 まちづくりで大事なのは、市民の皆さんに自分たちの住むまちに愛着や誇りを持っていただくことです。 「たからみがき」のまちづくりは、松山にあるたくさんの宝を知っていただくとともに、それを磨いていくことを市民の皆さんに伝わりやすくメッセージにしたもので、一人でも多くの人が前向きな気持ちを持ち、積極的にまちづくりに参画していただきたいと考えています。整備されたロープウェー街ほしふるテラス姫ケ浜花園町通り花園町で行われているイベント明治時代の三津の朝市ご当地グルメ「三津浜焼き」「しまのわ学校体育祭inごごしま」三津浜にぎわい創出事務所 三津ハマルお試し移住施設「ハイムインゼルごごしま」三津の朝市「旬・鮮・味まつり」 中心市街地では、歩行回遊を支援・促進するための道路空間の再配分や、沿道への様々な仕掛けによる都市改変により、「歩いて楽しい健康増進」のまちづくりを進めています。 その中で、松山市駅と城山公園を結ぶ花園町通りで道路空間を再配分することにより、快適な歩行空間や、にぎわい空間を創出し、路面電車やイチョウ並木を生かした風情ある道路空間ができました。【ら】【み】【き】前向きな気持ち【が】
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