法要・納骨各種手続き火葬・収骨告別式通夜死亡届葬儀社との打合せ宗教者へ連絡ご遺体の搬送親族へ連絡葬儀社へ連絡医師の診断臨終 コラムデジタル環境の整理も大切■お金………口座や預金額など■住居………ローン残高、荷物整理など■ペット……誰に託すか、ペットの情報など■健康………健康状態や介護、終末期医療など■葬儀………葬儀の規模やスタイル、参列者など■供養………お墓や仏壇、法要など■遺言書……作成の有無、保管場所など■デジタル…SNSやネットバンクの管理など スマートフォンやパソコン、タブレットなど、オフライン・オンライン上のデジタル環境を通したさまざまな整理も大切です。写真や動画といった思い出や趣味のものから、ネット銀行口座や電子マネーといったデジタル遺産と言われるものまで、人によって持ち物はさまざま。エンディングノートに、各種にアクセスするために必要な情報や、契約中のサービス、金融資産などの情報をリスト化しておくのも手。定期的に、家族で話し合いながらデータの整理や利用中のサービスの見直しなどを行うのもいいですね。いざという時、家族は心の整理がつかないままあらゆる手続きを行わなくてはいけません。終活を考えるとともに、葬儀やその後の手続きについて知識を得ておくと心にゆとりが持てそうです。エンディングノートの一例。財産情報などはノートを分け、信頼できる人に預けるなど保管場所に注意を(画像提供 : 村田葬儀社)いざという時に慌てないために知っておきたいこと通夜・葬儀について事前に情報を得ることも終活のひとつ。基本のスケジュールを知り、例えば葬儀のスタイルや規模など、希望することがあれば家族に伝えておいてもいいでしょう。(流れは仏式のケースの一例)家族って毛糸みたい こんがらがって あったかいエンディングノートの項目の一例■ 終活は何から始める? 終活は何から始めたらよいのかわからない、という人も多いのでは。まずはエンディングノートを作成してみましょう。エンディングノートとは、自分自身の人生の記録と、家族への申し送り事項を記したノートです。 自作でまとめるほか、市販のものや終活イベントなどで配布されたものを利用するのも手。必要な項目があらかじめ記載されているので「何からどう考えたらいいのか」と迷う時に、道しるべとなります。 メリットは必要な情報を伝達することで家族の負担が軽減されること。病気になった時の意向や、葬儀の執り行い方、財産の内容や遺産相続など、家族が判断に困る時に役立ちます。エンディングノートは遺書とは異なり、法的効力はありませんが、作成することで自分のことをあらためて考え、整理するきっかけになります。■ 生前整理のメリットは? 「生前整理」とは、自分の老後やいざという時のために、元気なうちに身の回りのものを整理することです。生前整理の対象は大きく分けて財産と品物があります。 財産を整理することは、相続対策ができる、相続トラブルを防ぐといったメリットが。品物の整理は、身の回りがすっきりとして暮らしやすくなるだけでなく、大切な品や思い出の品を家族に引き継ぐことができます。自分と家族のいざという時を考える
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