まつやま市民便利帳2023
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コラム1日で、1年で、見たい道後は変化する 「道後 刻めぐり」は、道後温泉本館で1日3度打ち鳴らされる「刻太鼓」にちなんだ、時間をテーマにした新しい道後のまち歩きガイドマップです。 ガイドマップは5種類。「#1 朝湯さんぽ」「#2 夕焼けさんぽ」「#3 夜景さんぽ」が時間によって趣の異なる道後を、「#4 自然さんぽ」は四季ごとに楽しめる道後の自然を、「#5 2回目のさんぽ」は2度目に来たらめぐりたいディープな道後を知るコースです。 5種類のコース別マップを1枚にまとめた総集編「#0 道後さんぽ」には、コンパクトに道後の魅力を紹介する動画が見られる二次元バーコードもついています。道後温泉は、地元の人にとっても、特別な場所です。2019年1月から営業しながらの、本館保存修理工事を行っていて、歴史に残る保存修理工事中ならではの取り組みにも注目です。足湯につかって、ほっとひといき保存修理工事中(後期)だけの入り口となっている道後温泉本館東側。素屋根テント膜の東面は石鎚山をイメージ日本語・英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字版がある「道後 刻めぐり」は、道後観光案内所など道後温泉地区で手に入る※ガイドマップの情報は、随時更新されます「道後 刻めぐり」の概要がわかる総集編は、空港や駅、市内のホテルなどで配布道後のまちのめぐり方「道後 刻ときめぐり」いつまで昨日のおまえでいるつもりだ!?■ 保存修理工事中(後期)も営業中 1894年改築の道後温泉本館は、歴史ある姿を次代に受け継ぐため、「営業しながらの保存修理工事」を進めています。2021年7月15日から行われている保存修理工事(後期)は、当初の見込みより約半年早く、2024年7月中には、全館の営業再開が予定されています。 保存修理工事中(後期)は、工事を終えた霊の湯で営業し、入浴客は東側の又新殿・霊の湯棟の玄関を使っています。ここは保存修理工事に入る前は、一般に開放されていなかった特別な場所。この玄関を通って入浴できるのは、今の時期だけです。京都の匠の技でよみがえった日本唯一の皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」の観覧もできます。 工事中の本館は、宇和島市在住の画家・大竹伸朗氏が手がけた素屋根テント膜作品「熱景/NETSUーKEI」で覆われています。道後に湧き続ける湯のイメージから、尽きることのないエネルギーを表現したアートも、今だけの見ものです(2023年10月末(予定)まで)。■ 道後温泉 空の散歩道 道後温泉本館南側の冠山にある「道後温泉 空の散歩道」。東屋や遊歩道、源泉掛け流しの足湯が備わっています。いずれの施設も無料で、まちめぐりの途中に立ち寄り、休憩するのにおすすめです。 道後温泉本館を上から眺められ、道後温泉の街並みを見渡せます。夜にはフットライトがつき、ロマンチックな展望遊歩道に様変わり。四季を感じる花や木が植えられた庭もライトアップされ、幻想的なムードに包まれます。いまや昼夜問わず人気の高い、道後のフォトジェニックなスポットです。伝統を受け継ぎながら、進化する道後温泉

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