松山市民便利帳2022
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コラム1日で、1年で、見たい道後は変化する知れば知るほど新たな魅力と発見が見つかる道後。地元の人にとっても道後温泉は特別な場所です。2019年1月から始まった道後温泉本館保存修理工事。この時だけの建物の表情や新たな試みも見逃せません。 「道後 刻めぐり」の概要がわかる総集編は、空港や駅、市内のホテルなどで配布日本語・英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字版がある「道後 刻めぐり」は、道後観光案内所など道後温泉地区で手に入る※ガイドマップの情報は、随時更新されます足湯につかって、ほっとひといき保存修理工事は令和6年度まで。ふたたび、威風堂々とした道後温泉本館の全貌が見られるようになるまでは、アートやその時だけの入浴方法などを楽しみたい■ 保存修理工事中(後期)も営業中 1894年改築の道後温泉本館は、歴史ある姿を次代に受け継ぐため、「営業しながらの保存修理工事」を進めています。本館の主に東側の工事を行っていた保存修理工事(前期)が終わり、2021年7月15日からは保存修理工事(後期)が行われています。 保存修理工事中(後期)は修理を終えた霊の湯で営業し、入浴客は東側の又新殿・霊の湯棟の玄関を使います。ここは保存修理工事に入る前も一般には開放していなかった特別な場所。この玄関を通って入浴できるのは、今の時期だけです。京都の匠の技でよみがえった格調高い皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」の観覧もできます。 本館西側は、宇和島市在住の画家・大竹伸朗氏がデザインしたラッピングアートの素屋根で覆われています。道後に湧き続ける湯のイメージから、尽きることのないエネルギーを表現したアートも、今だけの見物です。■ 道後温泉 空の散歩道 道後温泉本館南側の冠山にある「道後温泉 空の散歩道」。東屋や遊歩道、源泉掛け流しの足湯が備わっています。いずれの施設も無料で、まちめぐりの途中に立ち寄り、休憩するのにおすすめです。 道後温泉本館を上から眺められ、道後温泉の街並みを見渡せます。夜にはフットライトがつき、ロマンチックな展望遊歩道に様変わり。四季を感じる花や木が植えられた庭もライトアップされ、幻想的なムードに包まれます。いまや昼夜問わず人気の高い、道後のフォトジェニックなスポットです。道後のまちのめぐり方「道後 刻ときめぐり」 「道後 刻めぐり」は、道後温泉本館で1日3度打ち鳴らされる「刻太鼓」にちなみ、時間をテーマにした新しい道後のまち歩きガイドマップです。 ガイドマップは5種類。「#1 朝湯さんぽ」「#2 夕焼けさんぽ」「#3 夜景さんぽ」が時間によって趣の異なる道後を、「#4 自然さんぽ」は四季ごとに楽しめる道後の自然を、「#5 2回目のさんぽ」は2度目に来たらめぐりたいディープな道後を知るコースです。 5種類のコース別マップを1枚にまとめた総集編「#0 道後さんぽ」には、コンパクトに道後の魅力を紹介する動画が見られるQRコードもついています。想いはきっと、wi-fiよりも飛び交っている。伝統を受け継ぎながら、進化する道後温泉

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