松山市民便利帳2022
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以前からよく利用している薬局だから受診している病院・診療所から近いから信頼できる薬剤師がいるから自宅が近いから人柄の良い薬剤師がいるから自分のことをよく理解して対応してくれているから早く薬を渡してくれるから居心地が良い雰囲気があるから 令和3年8月には都道府県が認定する「認定薬局制度」がスタート。その中には、入退院時の医療機関や他医療提供施設などと情報連携しながら、一元的・継続的に対応できる薬局「地域連携薬局」、がんなどの専門医療機関と治療方針などを共有する「専門医療機関連携薬局」があります。56.9%51.7%37.3%36.8%32.0%31.6%17.4%15.8%0102030405060(%)利用する薬局を選ぶ観点(複数回答)※一部抜粋厚生労働省「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告書」(平成30年度)より抜粋どんなことができるの?◦薬の専門家が身近にいる。◦患者自身が選択できる。◦薬の管理が任せられる。(病院で出された薬だけでなく市販薬・健康食品・サプリメントなどの飲み合わせを確認)、など。●複数の医師からの処方箋がある場合、薬の飲み合わせや、重複することによる副作用などが確認できる。●市販薬や健康食品などの飲み合わせのチェックができる。●薬に関することが気軽に相談できる。その認知度は「よく知っている」(内容を理解している)…33.1%「少し知っている」(聞いたことがある)…39.5%「全く知らない」…20.2%薬のことから健康に関することまで、気軽に相談にのってもらえる調剤薬局。身近な存在の薬局と上手に付き合って、健康な毎日を送りましょう。■ 「かかりつけ薬局」を持とう かつて薬と言えば、医師の診察を受けた後、院内で処方されることが多かったのですが、今では、薬の処方は医師が行い、調剤は薬剤師が行うという「医薬分業」が積極的に行われています。 今や調剤薬局は、薬の調剤だけでなく、患者1人1人の健康へのアドバイスなども行う身近な存在になっています。「かかりつけ医」がいるように、「かかりつけ薬局」を持つことで、薬はもちろん健康とも上手に付き合っていけます。 厚生労働省が行った「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告書」(平成30年度)より、薬剤師・薬局とのお付き合いとはどのようなものかを紐解きましょう。■利用する薬局を選ぶ観点は? 下表のように「以前から利用している薬局だから」、次いで「受診している病院・診療所から近いから」、「信頼できる薬剤師がいるから」、「自宅が近いから」と続きます。 薬局の場所と、薬剤師とのベストな関係が築けているかがポイントになっていることがわかります。■処方箋を持って訪れる薬局の選定方針は? 「どこの病院・診療所を受診しても、特定の1つの薬局に処方箋を持っていく」が52.2%と最も多く、「病院・診療所ごとに特定の薬局(病院・診療所に近い薬局)に処方箋を持っていく」が34.1%。年齢が高くなるほど、特定の薬局を利用することが多いという傾向が見られました。■ 進化を続けるイマドキの薬局 薬局は病院や診療所の近くで見かけることが多いのですが、ドラッグストア店舗の中にあったり、薬局内に健康の一助となるサプリメントなどが置かれていたり、ドライブスルーで薬の受け取りができたりと、患者さんの利便性を図る薬局が増えています。 薬剤師が、医師の指示のもと、医療・介護保険制度を利用して、在宅医療を受けている方や、通院が困難な方の自宅に伺い、薬の説明や管理、飲み方の指導などを手伝うことのできる「在宅訪問のできる薬局」。薬に関する相談はもちろん、それ以外の健康に関する相談にも応じてくれる「健康サポート薬局」。こういった機能を持つ薬局もあります。かかりつけ薬局のメリットはかかりつけ薬剤師とは逢いたいのにもどらんでいいと言う親心健康への第一歩!薬局との上手なお付き合い

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