松山市民便利帳2021
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020406080100預貯金47.2%有価証券20.0%生命保険19.5%個人年金保険6.6%損害保険2.9%財形貯蓄2.9%その他■ アンケートから見る金融資産■ セカンドライフでゆとりある生活を送るために◎このページのデータは、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(二人以上世論調査)2020年より抜粋 「預貯金」が51.1%、「有価証券」25.4%、「個人年金保険」9.6%、「積立型保険商品」6.4%と続きます。有価証券に注目すると、その中では「株式」「株式投資信託」「公共債(国債など)」が注目されています。 子どもの誕生、入学、就職、結婚…、人生の節目とよばれる時期に、必要とされる家計や金融資産は、人それぞれに異なります。ライフステージに合わせた資産運用のために、金融広報中央委員会が行っている調査から、金融資産の今の動向を探ってみます。 総務省家計調査(2019年)によれば、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上・妻60歳以上の夫婦)の1カ月あたりの収支平均値は、収入は23万7659円。そこから社会保険料などを差し引くと、●老後の生活資金…70.0%●病気や不時の災害への備え…60.9%●こどもの教育資金…30.4%●とくに目的はないが、保有していれば安心…18.6%●耐久消費財の購入資金…18.4%●旅行・レジャーの資金…14.3%●住宅取得、増改築などの資金…12.0%、など金融資産の保有目的は?(3つまでの複数回答)●安全性…37.2% ※元本が保証されている…26.5% ※取扱金融機関が信用できて安心…10.6%●流動性…24.5% ※現金に換えやすい…7.3% ※少額でも預け入れや引き出しが自由にできる…17.2%●収益性…22.0% ※利回りが良い…12.4% ※将来の値上がりが期待できる…9.5%●商品内容が理解しやすい…4.1%金融商品を選択する際に重視することは?今後、保有を希望する金融商品はなに? 悠々自適な老後を送りたいと思いながらも、老後の生活が「心配である」(非常に心配、多少心配の合計)は78.0%と圧倒的。理由としては、「年金や保険が十分でないから」、「十分な金融資産がないから」、「現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備していない」などが続きます。■老後の生活費の収入源(3つまでの複数回答)■気になる年金生活可処分所得は20万6678円となります。消費支出は23万9947円で、約3万3000円の不足という結果が。 さらに、ゆとりある生活を送りたいという場合は、不足分が増えていきます。 老後の生活費は、定年の引き上げなどの就業による収入も増えてはいますが、ほとんどが公的年金に頼っているというのが現状です。※中央値とは、調査対象世帯を保有額の順番に並べ、真ん中にあたる世帯の数値■「老後の生活が心配」が78.0% 各金融機関では、いろいろな種類の金融商品を用意していますので、自分に合った資産運用、金融商品探しに、相談窓口を訪ねてみるのも有効です。 また、各金融機関で開催されるセミナーや講演などに参加してみるのも一方法です。■限られた資金を有効に活かすために■金融資産いくらある?平均値は1436万円中央値は650万円■金融商品は何を持っている?※有価証券とは債券・株式・投資信託公的年金80.8%就業による収入49.8%企業年金、個人年金、保険金40.5%金融資産の取り崩し29.5%国や市町村などからの公的援助5.6%不動産収入(家賃、地代等)4.6%利子配当所得3.8%こどもなどからの援助2.4%その他3.5%【金融資産保有世帯に聞いた】人生の節目ごとに異なる資産運用、今ある自分のライフステージは?先行き不透明な時代だからこそ、今一度、将来を見据えた資産運用について考えてみませんか?ライフステージと資産運用

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