松山市民便利帳2021
30/188

 1894年改築の道後温泉本館は、歴史ある姿を次代に受け継ぐため、「営業しながらの保存修理工事」を進めています。2021年7月4日に、本館の主に東側の工事を行っていた前期工事が終わり、10日間の臨時休業を経て、7月15日からは後期工事が始まっています。 後期工事中は修理を終えた霊の湯で営業し、入浴客は東側の又新殿・霊の湯棟の玄関を使います。ここは保存修理工事に入る前も一般には開放していなかった特別な場所。この玄関を通って入浴できるのは、この時期だけです。 本館西側を覆う、宇和島市在住の現代美術家・大竹伸朗氏がデザインするラッピングアートの素屋根は12月完成予定で、2022年1月以降、京都の匠の技でよみがえった格調高い皇室専用浴室「又新殿」の観覧も再開します。 道後温泉本館南側の冠山にある「道後温泉 空の散歩道」。東屋や遊歩道、源泉掛け流しの足湯が備わっています。いずれの施設も無料で、まちめぐりの途中に立ち寄り、休憩するのにおすすめです。 道後温泉本館を上から眺めたり、道後温泉の街並みを見渡せます。夜にはフットライトがつき、ロマンチックな展望遊歩道に様変わり。四季を感じる花や木が植えられた庭もライトアップされ、幻想的なムードに包まれます。いまや昼夜問わず人気の高い、道後のフォトジェニックなスポットです。■ いよいよ後期工事開始■ 道後温泉 空の散歩道1日で、1年で、見たい道後は変化する知れば知るほど新たな魅力と発見が見つかる道後。地元の人にとっても道後温泉は特別な場所です。2019年1月から始まった道後温泉本館保存修理工事。この時だけの建物の表情や新たな試みも見逃せません。伝統を受け継ぎながら、進化する道後温泉保存修理工事は令和6年12月まで。ふたたび、威風堂々とした道後温泉本館の全貌が見られるようになるまでは、その時ならではの本館の姿や入浴方法などを楽しみたい足湯につかって、ほっとひといきコラム 「道後 刻めぐり」は、道後温泉本館で1日3度打ち鳴らされる「刻太鼓」にちなみ、時間をテーマにした新しい道後のまち歩きマップのリーフレットです。 リーフレットは5種類。「#1 朝湯さんぽ」「#2 夕焼けさんぽ」「#3 夜景さんぽ」が時間によって趣の異なる道後を、「#4 自然さんぽ」は四季ごとに楽しめる道後の自然を、「#5 2回目のさんぽ」は2度目に来たらめぐりたいディープな道後を知るコースです。 5種類のコース別マップを1枚にまとめた総集編「#0 道後さんぽ」には、コンパクトに道後の魅力を紹介する動画が見られるQRコードもついています。道後のまちの新しいめぐり方「道後 刻ときめぐり」 「道後 刻めぐり」の概要がわかる総集編は、空港や駅、市内のホテルなどで配布日本語・英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字版がある「道後 刻めぐり」は、道後観光案内所など道後温泉地区で手に入る※リーフレットの情報は、随時更新されています家族って毛糸みたい こんがらがって あったかい

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る