松山市民便利帳2021
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正しい歩き方 メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積により、高血圧や糖尿病、高脂血症など複数の病気や異常が重なっている状態です。これを予防・改善するポイントは内臓脂肪の燃焼。燃焼させるには有酸素運動で適度に筋肉を使うウォーキングが効果的です。ただ歩くのではなく、歩幅をやや大きく、少し汗ばむ程度のスピードで歩きましょう。 また、歩くことは仕事などのストレス解消にも大いに有効です。歩くことにより脳細胞へ酸素が行き渡り、結果的に脳を活性化させ、気持ちも前向きになるのです。 正しいフォームで適度に筋力を使って歩くことにより、効率的にエネルギーを消費できるのです。メタボ対策には気軽に始められるウォーキングがおすすめ! 継続していくことはメタボだけでなく、脳卒中や心筋梗塞へつながる生活習慣病全般の予防にも役立ちます。 心臓から送り出された血液は、重力で足元へ下りてきますが、足が心臓へと血液を送り返すポンプのような働きをしているので全身に巡るといわれています。「足は第2の心臓」といわれるゆえんです。ただ、足は何もしないとポンプの役割は果たしてくれません。マッサージしたり歩いたりして筋肉を収縮させ、刺激することによって、はじめて血液を心臓に送り返すことができるのです。そこで適度な刺激を与えるのに効果的だといわれているのがウォーキング。ウォーキングはひざや腰に大きな負担をかけることなく、ほどよく足を刺激してくれるのです。 突然体に負荷を掛けて筋肉を傷めることのないよう、ウォーキングの前には軽くウォーミングアップをしましょう。■ 颯爽と歩いて体も心も快調!■ ウォーキングが良い理由■ まずはウォーミングアップを!ちょっとプラスして認知症予防も 認知症予防にも運動の習慣化が良いのはもちろんですが、認知機能向上のために考案された脳トレをウォーキングにプラスすることで、さらなる効果が見込めます。国立長寿医療研究センターなどが研究を進めてきたもので、体を動かしながら頭を使うのがポイントです。コラム視線は前を見てあごを引く肘は直角に曲げて腕を軽く振る背筋を伸ばす歩幅はやや広く②大腿四頭筋を伸ばす 壁やバーで体を支えて 安定させて行う③体幹の ウォーミングアップ 両手を握り、腕を左右に大きく振って腰をひねる 2つのことを同時にする「デュアルタスク」の中でも、このように体を動かしながら脳トレをすることを「コグニサイズ」といい、近年注目されています。仲間と歩きながらしりとりをする。この時もリズムを大切に。3歩ごとに交互に答えるリズム良く歩きながら、3歩ごとに100から3を引く…「100、97、94、91、88…」①ふくらはぎを伸ばす 頭からかかとまで 一直線になるように膝を伸ばしてかかとから着地アンチエイジングに、メタボ対策に、適度な運動をと思ってはいてもなかなか続かないもの。無理なく続けられるウォーキングを日々の生活の中に取り入れてみませんか?暮らしの中にウォーキングタイムを!おふくろと出掛ける時は、おふくろの歩幅で歩く

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