松山市民便利帳2019
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の【た】【か】旅の魅力「瀬戸内・松山」構想松山には、野球文化やことばのまちづくりができる文学的土壌など、全国に誇れる宝が数多くあります。松山市では、これまで取り組んできた『坂の上の雲』のまちづくりを継承しながら、「たからみがき」の新しいまちづくりを市民の皆さんと一緒に進めており、重点的な取り組みをキーワードとして表現しています松山市がすすめる広島地域と松山を結ぶ新たな観光ルートを提案瀬戸内海を隔てる海ではなくつなぐ道として捉え、松山と宮島・広島・呉を結ぶ海上ルートを「瀬戸内海道1号線」と命名しました。地域住民の活性化の機運が高まり、JR伊予北条駅前通りでは、おおむね2ヵ月に1回「かざはや楽市」を自主開催しています。瀬せとうちかいどういちごうせん戸内海道1号線地域住民と協働でイベントを企画実施松山市および船舶会社や交通事業者との連携により、新幹線と航路を組合せ、京阪神より通常の半額程度の価格で瀬戸内エリアを周遊できる「松山・広島割引きっぷ」など新しい旅行商品が誕生し、好評を得ています。旅行商品の開発JR伊予北条駅前で行われている「かざはや楽市」風早まち歩きツアー実施 風早と呼ばれる北条地域は、中世伊予の豪族、河野氏繁栄の足跡が色濃く残る地域です。 「風早レトロタウン構想」は、北条地域全体の持続的な発展を目的に、地域が抱える課題解決に向けた取り組みを進め、活気あるまちづくりをめざしています。 構想の中核エリアに位置付けている鹿島およびJR伊予北条駅前通り周辺では、住民が主体となって数々のにぎわい創出イベントを開催しているほか、広域エリアでは地域資源を活かした散策ツアーや特産物の収穫体験など、住民と協働し、様々な地域の活性化に取り組んでいます。風かざ早はやレトロタウン構想“昭和の賑わいを求めて”をテーマに北条地域を活性化 「瀬戸内・松山」構想は、瀬戸内海の持つ自然美や歴史文化といった魅力を最大限に引き出し、広島地域と松山の資源を結びつけて、新たな観光ルートを提案するものです。 「瀬戸内海道1号線」が一翼を担う「関西圏~広島~松山」の観光ルート確立に向け、旅行商品の開発やプロモーションに取り組んでいます。 2018年には世界的な旅行誌「ミシュランガイド」の特別版として、四国で初めて愛媛県が取り上げられた「ミシュランガイド広島・愛媛 特別版」が発刊され、松山の食が旅の魅力として全国に発信されました。 今後も「関西圏~広島~松山」ルートの確立に向け、官民で連携して事業を展開していきます。

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