松山市民便利帳2019
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■ 松山の名水といえば 名水百選に選ばれた「杖じょうノの淵ふち」 四国霊場の第48番・西林寺には、名水「杖ノ淵」に因んだ弘法大師伝説が残っています。 今から約1200年前、この地方をおそった干ばつに苦しむ村人たちのために弘法大師が錫杖で泉を湧かせたことから「杖ノ淵」と名づけられ、西林寺の奥の院になっています。ここには、清流にしか自生しない“ていれぎ”が育っています。昭和60年には、環境庁(現在の環境省)の名水百選にも選ばれました。 昭和45年には、親水公園「杖ノ淵公園」がつくられ、平成4年には建設省(現在の国土交通省)の“くらしに根づく施設部門”で、「手づくり郷土賞」を受賞しました。市民の憩いのオアシスで、子どもたちの水遊びの場としても有名です。 この公園のある高井やその周辺には、名水を使った飲食店や食品製造の企業がいくつもあります。■pH(ペーハー)って何?  水は、カルシウムやマグネシウムなどミネラル成分の量によって大きく、「軟水」と「硬水」に分けられます。 軟水はミネラルが少なめで口あたりが良いのが特徴。日本の水のほとんどが軟水です。 一方、硬水はミネラルが多く含まれていて、苦味やクセが強いとされ、ヨーロッパや北米に多く存在します。 軟水と硬水の違いは、地形と地質が異なることから生まれています。日本の場合、高地から低地への水の流れが速いので地層に含まれるミネラルを吸収する時間が短いこと、そして地層自体にミネラル分が少ないことから軟水になります。地層にミネラル分を多く含むヨーロッパは、大地が平坦で、水が地中に滞在する時間が長いため硬水になります。 日本人が美味しいと感じる軟水は、素材の味を引き出すことができるので、日本料理によく合います。▲公園の中ほどにある湧水泉、弘法大師像が立っている■軟水と硬水の違い 酸性やアルカリ性を示すのがpHの数値。中性は「7」で、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性。酸性が強くなれば酸っぱく感じます。アルカリ性が強くなれば苦く感じるとともに、ヌルヌルした触感があります。 人間の体はpH7.4前後。水道水の水質基準では、pH5.8~8.6(弱酸性~弱アルカリ性)と定められています。■弘法大師が湧かせたと伝わる杖ノ淵 ▲全国名水百選のひとつ「杖ノ渕」▲正岡子規がよんだ「ていれぎの下葉浅黄に秋の風」の句碑もあるpH(ペーハー)の図レモンリンゴ日本酒・ビール水道水牛乳井戸水せっけん水■ 水の知識、教えますアルカリ性酸性01413121110987654321pHpH中性(pH7)私たちの体は60%が水でできているといわれます。健康上、知っておきたい水、生活に欠かせない水の知識をまとめてみました。知っておきたい、水のあれこれ

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