松山市民便利帳2019
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●有料老人ホーム民間会社が運営。高齢者が住みやすいようにと、食事や家事援助、健康管理などが受けられます。介護サービスの利用などに応じてタイプが異なってきます。※サービス内容は施設によって異なります令和2年には愛媛県民の3人に1人が65歳以上になる見込みです。高齢化率が年々増加している今、自分たちの老後について考えてみましょう。高齢化社会の住まい方を考える■ データから見る松山市の高齢化■ 高齢期の住まいはさまざま■ 健康なうちから情報収集を総人口65歳以上人口65歳以上割合平成29年51万4771人13万5987人26.42%平成30年51万3207人13万8451人26.97%令和元年51万1649人14万394人27.44%※総務省統計局 国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所 推計値※愛媛県長寿介護課 高齢者人口等統計表(令和元年度) 世界一の平均寿命を誇る日本。愛媛県民の平均寿命は男性80.16歳(全国40位)、女性86.82歳(全国35位)です(厚生労働省・平成29年12月公表)。 松山市の65歳以上人口は14万394人(平成31年4月1日現在)で、総人口に対する比率は27.44%と年々増加、今後も同様の傾向で推移すると考えられています。 令和元年度、県内の市町別65歳以上人口の平均高齢化率は32.05%(愛媛県長寿介護課調査)で、市町別にみると、松山市の割合は最も低くなっています。都道府県別で比べると、愛媛県は9位(平成30年10月1日現在、総務省統計局)で、高齢化率の高い県であることがわかります。■これからの高齢化 平成31年4月現在、愛媛県の総人口は137万4887人、そのうち65歳以上の人口は44万710人で、高齢化率は32.05%と30%を超えています。さらに、令和2年には高齢化率が33.4%と、県民の3人に1人が高齢者となる見込みです。松山市の高齢者(65歳以上)人口■県内高齢単身者の状況 年齢別人口に対する高齢単身者の割合は年齢を重ねるごとに増えており、80歳以上では19.73%、約5人に1人がひとり暮らしとなっています。今後、高齢者を孤立させない、自立を支援するなどの、地域ぐるみの取り組みが必要となりそうです。昭和60年平成2年平成7年平成12年平成17年平成22年平成27年令和2年令和7年令和12年全国05101520253035(%)40愛媛県愛媛県全国と愛媛県の高齢化率の推移〈昭和60年~令和12年〉 高齢期の住まいとしては、自宅のほかに、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、軽費老人ホームなど。 介護保険施設には、どのような介護サービスが必要かによって、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設があります。 それぞれの施設には特徴があり、受入状況や費用などが異なってきます。入居の際に入居金が必要であったり、毎月の家賃や食事・管理費、水道光熱費など、生活にかかる費用を考えておかなくてはいけません。 要介護認定者であれば、自己負担分や介護保険適用外などの費用も必要なので、事前に考えておきたいもの。 健康で自立しているときから情報を集め、これからの住まい方について考えておきましょう。●介護保険施設介護保険サービスで利用できる、都道府県知事の指定を受けた施設。要介護認定者が対象。●各種地域密着型施設認知症や要介護・要支援になった場合でも住み慣れた場所で暮らせるようにと地域密着型サービスが受けられます。要介護認定を受けた市町村の住民に限定。●軽費老人ホーム老人福祉法で定められた施設で、A型、B型、C型があります。C型はケアハウスのことで、60歳以上の軽介護の人が入居。■介護付有料老人ホーム ■住宅型有料老人ホーム■健康型有料老人ホーム〔松山市内にはなし〕●高齢者向け住宅見守りや生活相談サービスなどが受けられる、バリアフリー住宅。最近多くなった「サ高住」もその1つ。■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)■シニア向け分譲マンション ■高齢者専用賃貸住宅、など■特別養護老人ホーム(特養) ■介護老人保健施設(老健)■介護療養型医療施設(療養病床)■グループホーム ■小規模多機能型居宅介護、など■ケアハウス

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