松山市民便利帳2018年版
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■持ち家派が圧倒的。一方では高齢期ならではの 住まい方も考慮している様子 「65歳以上の高齢期において、どのような住宅に住むことが理想と考えますか?」の問いに対して 「持ち家(新築・一戸建住宅)」40.9%、「持ち家(中古・一戸建住宅)」8.2%と、一戸建住宅を理想と考える人は約半数。そのあとに「持ち家(新築・マンション)」8.3%、「持ち家(中古・マンション)」4.1%と、マンション派が続きます。“持ち家”に住みたいと答える人が多くなっています。 その一方で、「高齢者向け住宅(サ高住、有料老人ホームなど)」16.7%、「介護保険施設(特別養護老人ホームなど)」3.8%といった、高齢期ならではの住まいを考える人も。性別で見ると、女性の割合が高くなっており、わが家にこだわらない住まいを考えている姿がうかがえます。住まい探しのチェック項目(一例)■ アンケートから見た■ 高齢期の理想の住まいとは?■住みたいのは、医療施設や生活関連施設など アクセスの良いところが理想 「高齢期における理想の居住地として、どのような場所であることを重視しますか?」(複数回答)の問いに対しては①医療・介護・福祉施設へのアクセスの良い場所…78.7%②日常的な買い物などを行う生活関連施設などへのアクセスの良い場所…68.0%③公共交通機関へのアクセスの良い場所…65.0%…と続きます。 高齢期には、健康に関すること、アクセスの良さという暮らしやすさが求められていることがわかります。住生活に関する世論調査 内閣府が発表した、「平成27年度 住生活に関する世論調査」(平成27年11月)から、高齢期の理想の住まいについて考えてみましょう。 このまま今の住まいに住み続けるのか、それとも違う住まい方なのか?アンケート結果から探ってみます。■費用について・入居金は?・月額利用料は?■設備について・自室の設備は?・共有スペースは?・プライバシーは?・施設内の清潔さは?■入居条件について・自立の場合は?・要介護度の入居制限は?■医療・介護について・提携病院は?・介護サービスの内容は?・緊急時の対応は?・看取りは?■生活面について・食事の内容(献立)は?・生活のサポートは?・病院への送迎などは?■スタッフについて・入居者に対する スタッフの対応は?・昼夜の介護体制は?■立地ついて・交通の便は?・家族が訪問しやすいか? 自立か要介護者かでチェック項目は異なってきます。 まずはインターネットで調べたり、パンフレットを取り寄せたりするなどで情報を得た上、実際に見学をしてみましょう。複数の施設を訪ねることで、自分たちに合った施設を見極めることができます。持ち家(新築・一戸建住宅)持ち家(中古・一戸建住宅)総数男性女性40.9%41.7%40.2%8.2%9.3%7.3%8.3%4.1%2.8%3.2%1.1%4.4%3.8%3.9%8.7%8.0%16.7%13.6%19.4%7.8%8.0%4.0%3.8%3.1%2.9%3.4%7.6%3.7%3.2%2.3%2.0%0.3%2.5%※「平成27年度住生活に関する世論調査」(内閣府)より抜粋(全国の20代以上の男女1736人)介護保険施設いずれでもよいその他(わからない含む)都道府県・市区町村営住宅都市再生機構(UR)、公社などの賃貸住宅高齢者向け住宅持ち家(新築・マンション)持ち家(中古・マンション)民営の賃貸住宅

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