松山市民便利帳2017年版
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の【た】【か】旅の魅力「瀬戸内・松山」構想松山には、野球文化やことばのまちづくりができる文学的土壌など、全国に誇れる宝が数多くあります。松山市では、これまで取り組んできた『坂の上の雲』のまちづくりを継承しながら、「たからみがき」の新しいまちづくりを市民の皆さんと一緒に進めており、重点的な取り組みをキーワードとして表現しています松山市がすすめる広島地域と松山を結ぶ新たな観光ルートを提案瀬戸内海を隔てる海ではなくつなぐ道として捉え、松山と宮島・広島・呉を結ぶ海上ルートを「瀬戸内海道1号線」と命名しました。平成24年から毎年JR伊予北条駅前通り周辺を会場とし、昭和の雰囲気を味わえるイベントを実施しています。また、地域住民の活性化の機運が高まり、JR伊予北条駅前通りでは、おおむね2ヵ月に1回「かざはや楽市」が自主開催されるようになっています。瀬せとうちかいどういちごうせん戸内海道1号線地域住民と協働でイベントを企画実施松山市および船舶会社や交通事業者との連携により、新幹線と航路を組合せ、京阪神より通常の半額程度の価格で瀬戸内エリアを周遊できる「松山・広島割引きっぷ」など新しい旅行商品が誕生し、好評を得ています。旅行商品の開発「風早一茶のみち」パンフレットJR伊予北条駅前で行われている「かざはや楽市」 風早と呼ばれる北条地域は、中世伊予の豪族、河野氏繁栄の足跡が色濃く残る地域です。 「風早レトロタウン構想」は、北条地域全体の持続的な発展を目的に、地域が抱える課題解決に向けた取り組みを進め、活気あるまちづくりをめざしています。 構想の中核エリアに位置付けている鹿島およびJR伊予北条駅前通り周辺では、住民が主体となって数々のにぎわい創出イベントを開催しているほか、広域エリアでは地域資源を活かした散策マップ「風早一茶のみち」を発行するなど、住民と協働し、様々な地域の活性化に取り組んでいます。風かざ早はやレトロタウン構想“昭和の賑わいを求めて”をテーマに北条地域を活性化 「瀬戸内・松山」構想は、瀬戸内海の持つ自然美や歴史文化といった魅力を最大限に引き出し、物語を演出しながら、広島地域と松山の資源を結びつけて、新たな観光ルートを提案するものです。 「瀬戸内海道1号線」が一翼を担う「京都~広島~松山ルート」が国から「新ゴールデンルート」としての推奨を受ける中、2017年は、夏目漱石・正岡子規生誕150年や、えひめ国体・えひめ大会の開催、そして、JR全6社による集中送客キャンペーンである四国DCが実施されるなど、より多くの観光客が本市を訪れることが見込まれています。 今後も、「新ゴールデンルート」が、文字どおり西日本に光り輝くルートとして定着するよう、旅行市場へのプロモーションを展開していきます。

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