松山市民便利帳2017年版
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 「オレだよ、オレ…」と、身内を装い高齢者に電話をかけ現金をだまし取る「オレオレ詐欺」。市役所などの職員を装い、医療費などが還付されるかのように偽る「還付金等詐欺」。実在会社の社員を名乗り、金融商品の購入をもちかける「金融商品詐欺」。高齢者だけでなく不特定多数の人にメールやハガキを送り付け、架空の事実を口実に料金の請求をしてくる「架空請求詐欺」、など。これらを特殊詐欺と言います。 愛媛県内における、平成28年の特殊詐欺の被害状況は、認知件数138件、被害額約2億4200万円。被害額は減少したものの、認知件数は増えているのが特徴です。被害者は65歳以上の高齢者、特に高齢女性が被害に遭いやすい傾向にあります。■ 被害者は高齢者だけじゃない 「特殊詐欺」に要注意!愛媛県警察本部 警察相談室♯9110松山市消費生活センター(松山市役所本館1階)☎089-948-6382おかしいな? と思ったら下記まで相談を【こんな電話は詐欺!】【こんなメールやハガキは詐欺!】●オレだけど…電話番号が変わった。風邪で声がおかしい。●還付金がある。ATMで手続きするように。●コンビニで電子マネーを購入して 支払って。●料金が未払いである。このままなら裁判をおこす。●会員登録完了。心当たりがない場合は至急連絡を。平成28年中の県内における特殊詐欺の件数(手口別)県内の特殊詐欺認知件数と被害額の推移 松山市内の65歳以上の高齢者は年々増加、一人暮らしや高齢者のみの世帯も増えています。もしもの時の対策として、松山市では「緊急通報装置」の設置サービスがあります。民間の警備会社でも、緊急通報サービスのほか、高齢者世帯のニーズに合わせたさまざまなサービスを実施しています。高齢者の安心を見守るためのサービスコラムオレオレ詐欺還付金等詐欺架空請求詐欺融資保証金詐欺振り込め詐欺以外の特殊詐欺30.4%30.4%31.2%5.8%2.2%00123456306090120150180H23H24H25H26H27H285112.54.05.05.32.499108140125138認知件数(件)被害額(億円)①在宅時も留守番電話設定にしておく!②犯人の情報をメモして、「振り込む前に」警察に相談を!③家族間で合言葉を決めておく【今すぐできる詐欺対策】

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