松山市民便利帳2017年版
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地震発生時の行動 平成25年に愛媛県が公表した、南海トラフ巨大地震による松山市の被害想定は、最大震度は「7」、最高津波高は「3.9m(由良港)」、建物全壊棟数は3万5千棟を超え、死者数715人、負傷者数5,707人もの人的被害などが想定されています。 しかし、これらの数値は何も対策を講じない場合の最悪のもので、住宅の耐震化、家具の転倒・落下防止、津波からの早期避難などを徹底することで、被害は大幅に軽減することができます。油断できない松山の現実を知ろう松山の防災油断できない松山の現実を知ろう松山の防災油断できない松山の現実を知ろうM7.9。死者多数。M8.4。わが国最大級の地震の一つ。全体で死者2万人、潰家6万戸、流出家屋2万戸。M8.4。東海地震の32時間後に発生。死者数千人。津波が大きかった。M8.0。死者1,330人、家屋全壊11,591戸、半壊23,487戸、流出1,451戸、焼失2,598戸。道後温泉の湧出が、一時、止まった。南海地震の歴史(過去400年間)東日本大震災のあと、誰もが災害はいつ起こるかわからない、備えをしっかりしなくては…と思ったことでしょう。しかし、その気持ちはトーンダウンしていませんか。災害の少なかった松山でも、自然の猛威は容赦なく訪れることを肝に銘じておきたいものです。松山の防災最寄りの避難場所へ改訂版「まつやま 防災マップ」で近くの避難場所を確かめておこう南海トラフ巨大地震に備える!地震机やテーブルの下にもぐって、身の安全を守る。その1瓦やガラス、看板などの落下物があるので、あわてて家の外に飛び出さない。その3扉がゆがんで動かないこともあるので、戸を開けて出入口を確保する。その2松山の想定最大震度は「7」   想定最高津波高は「3.9m」1605年 慶長地震1707年 宝永地震1854年 安政南海地震1946年 昭和南海地震1荷物は最小限に。2外出中の家族には、  連絡メモで伝える。3徒歩で避難。  車、オートバイは×  エレベーターも使わない。4頭部を保護し、丈夫な  はき物、動きやすい服で。5狭い路地、塀のそば、  川べりには近寄らない。※メモを貼る場所は、家族で話し合っておきましょう。日頃から地域の防災訓練に参加したり、災害について家庭で話し合ったりしておきましょう!教えます!その1避難のポイント

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